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9784654019441 きれいごと抜きのインクルーシブ教育 | ||
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【内容】 「教室のあの子」とも呼ばれる発達障害の特徴を持つ子ども。突然走り回る、些細なことでも異常に反応をする。…こういった行動に対し、教師や支援者はどのようにかかわっていけばよいのだろうか。きれいごとだけでは通用しない教室の実態を踏まえ、教師はどのような考え方や視点を持ち、どのような対策をとるべきなのか。今、最も注目すべき2人の実践家がインクルーシブ教育の今日と明日を克明に語る。 |
【目次】 第一章 「あの子」のいる教室 ―現場の実態から 1 こういう姿を見ませんか? キレるあの子 こだわりのあるあの子 自分を傷つけるあの子 立ち歩くあの子 片付けられないあの子 指示が分からないあの子 /他 2 見えていないが、困っている 目立たないあの子 まじめすぎる子 汚い言葉を使う子、丁寧すぎる言葉を使う子 ぎこちない子 負けられない子 過敏な子 /他 3 特別支援学校、特別支援学級の運用実態 4 障害者差別解消法を現場でどう考えているか 第二章 「あの子」に悩む先生たち 1 現場には、きれいごと抜きの現実がある ―授業妨害と暴力 2 気づかずに子どもをつぶしている 善意の毒を知れ ―ちょっと立ち歩くのもあり 躾と子どもの思いとの間 子どもの声を聴けているか ベテランがうまくいく理由 父性の怖さ 第三章 「あの子」と保護者のこと 1 小学校に入って気づく、さまざまな事例 2 「教室にいさせてください」という言葉の辛さ 3 保護者の思いはクレームなのか? 4 暴力を振るわれた側の思いに、どう対応するのか ―「その子を教室から出してくれ」という保護者 第四章 未来志向のインクルーシブ教育 1 将来が見えない 2 インクルーシブ教育の目的とは何か? 3 支援の問題点 怒鳴ればいいのだ 教師の支援のしすぎ、しなさすぎ 「教師にとって困ったことが起こらない」を目標にしていないか みんなを「普通」にしようとしていないか 「寄り添う」ことで駄目にする 保護者に伝えること、伝えないこと TTや支援員が必ずしも支援になっていないことがある /他 4 専門機関との連携 薬を飲ませるための受診に意味はない 5 障碍者だけのインクルーシブ教育なんてない 6 隠すことで解決するのか? 第五章 きれいごと抜きの解決策 1 「あの子」は何に困っているのだろう 2 問題が起こりづらい先生から学ぶ 3 具体的な解決へのヒント 4 「あの子」を助ける手立てや技術 安心感を与える スルーすること、関わること 一緒にやる、モデルを見せる わくわくさせる・ドキドキさせる 選択させること 問題行動への対応 コツや手法はあっても魔法の杖はない 5 「学び合う教室」の価値 あとがき |