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本の特送便 梅書房 > 広島の被爆と福島の被曝 両者は本質的に同じものか似て非なるものか
9784780309546 広島の被爆と福島の被曝 両者は本質的に同じものか似て非なるものか 新製品
広島の被爆と福島の被曝 両者は本質的に同じものか似て非なるものか
¥2,160   在庫有り
齋藤紀/著
かもがわ出版
2018年3月
社会/社会問題


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【内容】

著者は広島で30年被爆者のこころとからだを診つつ被爆者が希望をもって生きられるように励ましてきた。
同時に原爆訴訟の先頭にも立ち、高線量被ばくを原爆症認定のしきい値とする政府のやり方と闘い続けている。
被爆者の苦悩は、家族を失った苦しみや闘病の苦しみも含め、全人格的なものであって被ばく線量だけでは推しはかれないからだ。
10年前に転居した福島で3・11に遭遇。広島とは被災のなかみが大きく異なるとはいえ、再び被ばく線量による切り捨てに直面する。
被災者は被災の苦しみがあるとはいうだけで救済されるべきではないのか。
同時に希望をもって暮らすには、被災者を線量の呪縛から解き放つべきではないのか。
被爆からは70年を超え、事故からは7年に至る。原爆被害と原発被災をあらためて克明にたどりつつ、原爆被害と原発被災が戦後史のなかで交叉することの意味を問う。原爆から原発へ、放射線被ばくと向き合う問題作。


【目次】

序章

第1部 広島の被爆とは何だったのか
 広島への原爆投下
 原爆死
 放射線障害の病態
 残留放射線と原子爆弾傷害調査委員会
 司法への活路
 原爆集団訴訟
 被爆者のこころ、あるいは倒錯について

第2部 福島の被曝がもたらしたもの
 福島第一原発事故と避難
 福島第一原発事故と線量
 福島第一原発事故とこころ
 福島第一原発事故とがん、遺伝
 原子力発電の導入史と現在の課題

終章 原爆と原発


【おすすめ】

広島で被爆者の治療と研究に従事して30年、移住した福島で3.11に遭遇して7年。放射線被曝のむごさを体験しつくした医師の叫び。