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9784791769940 不寛容な時代のポピュリズム | ||
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【内容】 なぜ社会はこれほどまでに感情的になったのか。フェイクが蔓延する時代に、各々は何を考え、どう行動すればいいのか。安保法制、選挙、東日本大震災から佐村河内氏に密着し話題を呼んだ『FAKE』、さらには大相撲からプロレスまで、多様なジャンルの出来事に裏の裏から斬りこみ、集団化がすすむ社会を真正面から活写したドキュメンタリー。 |
【目次】 第一部 ポピュリズム時代のヒール&ヒーロー 二大政党制によって加速されるこの国のポピュリズム 大相撲夏場所、青い龍のマスクの力士が乱入⁉ ヒールを排除するこの国の世相 新日本プロレスに寄せて 正義を掲げ追い込んだ先に 捏造ではない。本当にあった日本兵の食人行為 間違ってはいけない。信仰は無慈悲で残虐、アンフェアだ 最優先すべきは命だ 偽りの「治安悪化幻想」を理由に、国の形が変わろうとしている。 「対テロ」多様な視点示せ ムハンマドを揶揄、中傷することは表現の自由なのか 自発的プロパガンダの連鎖を斬って ライク・ア・ローリング・ストーン 第二部 私的ドキュメンタリー史 ドキュメンタリーの地平 傷は残り、時おり疼く 後ろめたさが視界を変える 報道の現場に希望への意思は生まれたか 中間色の現実(リアル)のために 第三部 「虚飾」のなかの真実/「真実」のなかの虚飾 関サバと岬サバは何が違うのか 一〇〇円ショップと一〇〇円で一点の不思議な磁力 教えてください。ツイッターって何ですか? 放送の公共性という大いなる幻影 ドキュメンタリストが守るべき最後のルール 死刑の存廃 揺れてもいい 増殖を続けるアレフの信者数、そのからくりとは? 第四部 過剰な「安全」神話のなかで ギョーザ事件の隠された真相に迫る 警戒信号が発動するとき 地下鉄サリン事件、判決を覆すかもしれない一通の手紙 地下鉄サリン事件がテロだったと誰が断言できるのか? 平田信初公判の日の夜に思ったこと 「事件」の特異性と普遍性を見つめて 九条の国、誇り高き痩せ我慢 我々は加害者の末裔である 戦争は自衛の暴走で始まる もう投票しなくていい 「絶望しない国」で生きる、ということ まだ絶望していないあなたへ 最後の希望は未来の絶望 あとがき——究極の集団化への欲動 初出一覧 |