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本の特送便 梅書房 > 江戸・明治 百姓たちの山争い裁判
9784794222848 江戸・明治 百姓たちの山争い裁判 うれすじ
江戸・明治 百姓たちの山争い裁判
¥1,944   在庫有り
渡辺尚志/著
草思社
2017年6月
人文/日本史/日本近代史

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【内容】

江戸時代の百姓たちにとって、食料、田畑の肥料、燃料、建材など山から得られる資源の確保は、死活問題だった。山は近隣の村々で共同利用されることが多かったが、山のどこまでが自村の領域かをめぐって村々はしばしば対立し、領主や幕府にしきりに訴訟を起こした。時を経て明治を迎えると、政府の近代化政策により村々は村境画定を迫られ、山争いはいっそう過熱してゆく。山をめぐる熾烈な争いと相互協力への努力を、当事者の肉声をふまえて克明に描く。

【目次】

序章 江戸時代の山と村

第1章 室町・戦国・江戸・明治 日本人は山とどう付き合ってきたか―全国各地の事例より

第2章 江戸後期、信濃国 百姓同士の山争いを、武士がバックアップ―松代藩領村々vs.幕府領村々

第3章 幕末、出羽国 東北の村の山争いは、江戸でも進行していた―山口村名主、幕府に決死の嘆願

第4章 明治維新で山争いはどう変わったか―山形県山口村vs.田麦野村、二十数年の死闘

終章 争いを経て守られた林野


【おすすめ】

江戸時代の百姓たちにとって山資源の確保は死活問題。
百姓たちはどういう戦略で裁判に臨み、武士はどう裁いたか?全国に残る史料からその実態に迫る。百姓をメインに据えた異色の時代読み物として注目の一冊です。