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9784797680157 戦争と農業 インターナショナル新書 | ||
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【内容】 農作業を効率的にしたい。その思いが二十世紀の農業技術を飛躍的に発展させ、同時に、その技術が戦争のあり方をも変えた。トラクターは戦車に、化学肥料は火薬になった。逆に毒ガスは平和利用の名のもと、農薬に転用される。本来人間の食を豊かにするはずのテクノロジーの発展が、現実には人々の争いを加速させ、飽食と飢餓が共存する世界をつくった。この不条理な状況を変えるために、わたしたちにできることを考える。 |
【目次】 第1講 農業の技術から見た二十世紀 第2講 暴力の技術から見た二十世紀 第3講 飢餓から二十世紀の政治を問う 第4講 食の終焉 第5講 食と農業の再定義に向けて 第6講 講義のまとめと展望 |
【おすすめ】 池澤夏樹氏推薦! 「テクノロジーは農業と戦争を通底する。その実態を明かしつつ、暗い未来に向けて一灯を掲げる好著」 迅速・即効・決断の社会は、人間の自然に対する付き合い方も、人間の人間に対する付き合い方も、硬直化させてきました。それは、感性の鈍麻をもたらし、耕作・施肥行為をする農民は、機械や肥料工場の末端のデバイス(装置)となり、戦争での殺人もベルトコンベアでの作業のような軽易なものになりつつあります。 (本文より) |