本の特送便 梅書房 ＞ ＞ 平成とは何だったのか 「アメリカの属州」化の完遂
| 9784798056326 平成とは何だったのか 「アメリカの属州」化の完遂 | ||
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| 【内容】 タテマエとしての“平等”さえも破壊された３０年―天皇は歯止めを買って出てくれたのか。そしてあるべき“小日本主義”への可能性。 |
| 【目次】 序 余計なことばかりした、させられた平成の日本 第１章 格差拡大の平成 バブルの終焉とＮＴＴ株の暴落 天皇在位60年記念金貨偽造事件 『新時代の「日本的経営」から〝働かせ方改革〟まで 格差拡大 〝女性活躍〟の真実 教育格差 全国学力テスト 教育改革国民会議座長が説く「優生学」 「いじめ自殺」と「14年連続自殺者３万人超」、その背景にあるもの 再び寄生地主と小作人の時代へ 第２章 １９９５年 阪神・淡路大震災とオウム真理教事件 カルト資本主義 「平成のうちに死刑」と赤坂自民亭 村山談話 第３章 排除と差別の平成 政府はなんとしても国民に番号をつけたい 消えた年金 尾行され、盗聴され 日韓ワールドカップとヘイトスピーチ 国旗掲揚・国歌斉唱 暴言の横行 悪魔の税制・消費税の本質 街から自営業が消えた 個人情報保護法 軽減税率 「名探偵コナン」と「科捜研の女」 特定秘密保護法と共謀罪 猛威を振るう優生思想 後期高齢者医療制度 裁判員制度の意図 第４章 ９・11 同時多発テロ アングロサクソンの横暴の根っこにあるもの パックス・アメリカーナは絶対善か？ 噴き出した自己責任論 戦争のできる国へ 第５章 アメリカの平成 新自由主義がもたらした弊害 属州としての日本 縮図としての沖縄 戦争経済大国 「トランプのポチになるなよ」 官民一体のアメリカに思うがままに支配されて ジャパン・アズ・ナンバーワン 武器輸出三原則の緩和 第６章 反知性・反人倫の平成 ＡＫＢ商法爆発 出版界の終焉も近いか ―― 『新潮45』問題 鉄道弘済会、ＪＲ駅売りの雑誌・新聞の卸から撤退 オカルトが教育現場に お笑い芸人の天下 〝利便性〟と〝効率〟 なんのためのオリンピックか？ 尖閣諸島の国有化 ネイティブ・アドとは 第７章 ３・１１ 東日本大震災 ショック・ドクトリン 『「東京電力」研究――排除の系譜』のこと 第８章 平成と大日本帝国ごっこ ヒールとしての北朝鮮 平壌見たまま聞いたまま 「積極的平和主義」の本音 新日鐵住金から日本製鉄へ 政治改革の功罪 愛国心の〝涵養″ 日の丸・君が代の強制 『課長 島耕作』論 国威発揚イベントの目白押し ＮＨＫの明治礼賛 日本版ＮＣＡＡ 第９章 平成の次をせめて「夜明け前」にするために いくつかの曙光が見えてきた 「社会防衛」という思想と距離を置く日本のやり方 明仁天皇の振る舞い 今こそ夢を描きたい 小さくて、しかし満ち足りた日本がいい |
| 【おすすめ】 本書は、平成の時代にジャーナリストとして独り立ちし、監視社会、格差社会、企業社会、強権支配など、この間社会を覆い、その都度混迷を深めていった日本の〝病巣″をノンフィクションの手法で常に鋭く批判してきた著者による、総括的「平成論」です。格差拡大、排除と差別、反知性・反人倫など暗い話題の多かった時代。せめて次代を「夜明け前」にするために、今あえて「平成」の暴虐を暴く！ |