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本の特送便 梅書房 > フクシマは核戦争の訓練場にされた 東日本大震災「トモダチ作戦」の真実と5年後のいま
9784845114931 フクシマは核戦争の訓練場にされた 東日本大震災「トモダチ作戦」の真実と5年後のいま
フクシマは核戦争の訓練場にされた 東日本大震災「トモダチ作戦」の真実と5年後のいま
¥1,620   在庫有り
石井康敬/著
出版社名 旬報社
出版年月 2017年2月
頁数・縦 200P 19cm

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【内容】

東日本大震災で米軍が展開した災害救助活動「トモダチ作戦」。
じつはこれにはウラの任務があった。
マスコミが取り上げなかった米軍のもう一つの行動を写真やデータを通じて明らかにし、関係者による最近の被曝訴訟の動きも紹介。

【目次】

第一部 「トモダチ作戦」の事実経過

 1 続く「トモダチ作戦」―統合支援部隊JSFの2つの任務
   報道の統制
   統合支援部隊(JSF)の2つの任務
   一切報道されない米軍部隊の「放射線モニタリング」なぜ?

 2 そのとき駐日大使は―「トモダチ作戦」ドキュメント
   ミリ・ミリの常態化へ
   震災発生後2週間で政府間と軍事部門の体制が
   海外における危機管理(FCM)とは
   最大の関心事は原発事故
   なぜ太平洋軍司令官なのか
   原発事故発生2日後までに専門家来日
   線量計を座間で配布・全データを米本国に保管
   世界でたった36人しかいないAFRAT
   派手な海兵隊CBIRF その陰に陸軍研究所と海兵CBRNユニット
   展開型統合指揮管制システム(DJC2)の初めての配備
   放射能・核データの収集が重要課題
   残されたものは

 3 消えない放射能不安
   体内被曝線量測定スクリーニングを促す基地内掲示
   帰らない兵員・家族
   原子炉を運用する海軍
   発動された「トモダチ記録計画」

 4 「トモダチ作戦」の最大部隊、海軍海兵隊はどう行動したのか
   戦地の状況把握―線量計でのデータ収集
   大ジョッキの茶色い溶液を飲む
   海軍海兵隊の専門将校―放射線衛生将校RHO
   ハワイに放射線衛生専門部隊の中枢がつくられる
   米横須賀海軍病院が日本現地の核に
   線量計(ドジメーター)がそろわなかった海軍
   秋田沖エッセクスに21名の専門要員が乗船
   1万3000個の線量計 その行方は?
   東日本各地で放射線量モニタリングを行った米軍

 5 低線量下での長期被曝をデータ化したい
   毎日、各地の放射線量を聞いて生活する
   ホットゾーン・ウォームゾーン
   低レベル線量下での長期被曝
   核戦争は想定していたが
   経験したことのない事態―広がる不安
   事態発生後15分以内に
   変貌する衛生部隊
   米軍の「衛生活動」
   座間に在日米軍の中央放射能試験施設が設置される
   キャンプ座間に高性能放射線探知機
   いまわれわれは、ここで新しいことをしている―核戦争から民間原発へ

 6 オモテの人道支援、ウラの放射線被曝データ収集
   計画的に線量計を携行して南下する海兵隊
   線量計を携行した米軍と携行しない自衛隊
   「トモダチ作戦」で何が変わったのか

第二部 「トモダチ作戦」の「分析」とは

 7 核爆発対応マニュアルから
   クロスロード作戦と戦艦長門
   その後のビキニ環礁
   グランド・ゼロ(爆心地)に突撃
   国防脅威削減局(DTRA)とはどういう組織か
   核爆発対応マニュアル
   立入禁止区域=ホット・ゾーンの設定
   人への影響―元になっているのは広島・長崎のデータ
   24時間以内の放射性降下物(フォールアウト)
   欠かせない気象情報
   早期医療ケアシステムの構想
   一貫する実験とデータ収集、独占

 8 核戦争を準備している国の危機管理(CM)演習
   米エネルギー省(DOE)国家核安全保障局(NNSA)
   演習の流れ
   この演習と福島との関連性
   航空機放射線学測定システム(AMS)
   実際に人が現地に行き放射線量を測定すること
   24時間で危機管理(CM)オペレーションを立ち上げる
   横田「トモダチ タイムス」は2011年4月14日付が最終号
 
9 やはり福島にも行っていた米軍チーム
   空白だった海兵隊を中心とする核・放射線部隊展開の事実
   このデータの使用は第一に分析、第二に分析、そして非応答の分析だ
   やはり福島にも行っていた
   米軍放射線量計(ドジメーター)のデータ

 10 定点観測点が神奈川にもあった
   計算されたモニタリングとサンプリング地点
   大島と石巻のちがい
   GPSを最大限に生かして
   北緯N=35度27分29.18秒 東経E=139度26分43.85秒
   定点観測点が神奈川にもあった

 11 1年たって、実は、実は
   放射線量計を付け投入された兵士たち―トモダチ記録計画
   ウォームゾーンに展開したアトミックソルジャー
   個人の被曝を証明しない軍・政府
   学校から支援の要請はしていない
   1年たって、実は、実は……
   北-宮城と南-関東のちがい
   風上から、風下から
   原子炉のメルトダウンが続いていたら
   そして「分析」は進む

 12 被曝データ独占大国アメリカ・被曝大国日本
   核戦争を戦い抜くには被曝を知らなければならない
   長崎のヒバクシャ訴訟(松谷訴訟)
   DS86からDS02、そして……
   記録をとり続ける米国/被曝データ独占大国―もはや一国では対処できない
   被曝大国日本
   日本が世界に向かって発信すべきことは

第三部 5年後の福島第一原発と「トモダチ作戦」のその後

 13 トモダチ作戦記録計画OTRと空母レーガン乗組員被曝訴訟
   2012年空母レーガンの乗組員らが集団訴訟
   2012~2015年に報告書が出される
   空母レーガン乗組員被曝集団訴訟に対応して
   空母レーガンから福島第一原発が見えた―乗組員証言
   13日夕方から14日未明まで空母レーガン飛行甲板で放射能を検知
   空母レーガン乗組員の線量計での被曝線量計測
   空母レーガンと他の海域にいた艦船との内部被曝線量のちがい  
   空母ジョージ・ワシントンはなぜ「トモダチ作戦」に参加しなかったのか
   米軍が明らかにした日本各地の放射線被曝線量
   なぜキャンプ座間のデータは一切ないのか
   米軍の線量計では低線量が計測できない
   氷山の水面下を知ることこそ福島の本質
   冷静な米軍の行動とデータ収集
   それでも個人の被曝線量は公表しない
   長期的な観察が必要――結果は30年後に

 14 米国の国家利益と日本
   誰のための原子力か
   エネルギー・食料を外国に依存、そして防災まで
   今後も続く被曝データ計算値の分析とモニタリング精度の向上、
            そして危機管理(CM)初動態勢の検証
   それは米国の国家利益、核戦略とエネルギー政策と結びつく
   若い世代の米国支持者を長い目でつくりだす
   学ぶ点も多い機動性と即応力、そして専門家集団の確保と養成
   科学は国民のもの
      ―科学の軍による囲い込みか、情報公開とフィードバックによる発展か

 資料:「トモダチ作戦」に関連するドキュメント・カレンダー