本の特送便 梅書房 > > フクシマは核戦争の訓練場にされた 東日本大震災「トモダチ作戦」の真実と5年後のいま
9784845114931 フクシマは核戦争の訓練場にされた 東日本大震災「トモダチ作戦」の真実と5年後のいま | ||
¥1,620 | ||
|
||
お問合せ・ご注文 口コミを見る(0) |
【内容】 東日本大震災で米軍が展開した災害救助活動「トモダチ作戦」。 じつはこれにはウラの任務があった。 マスコミが取り上げなかった米軍のもう一つの行動を写真やデータを通じて明らかにし、関係者による最近の被曝訴訟の動きも紹介。 |
【目次】 第一部 「トモダチ作戦」の事実経過 1 続く「トモダチ作戦」―統合支援部隊JSFの2つの任務 報道の統制 統合支援部隊(JSF)の2つの任務 一切報道されない米軍部隊の「放射線モニタリング」なぜ? 2 そのとき駐日大使は―「トモダチ作戦」ドキュメント ミリ・ミリの常態化へ 震災発生後2週間で政府間と軍事部門の体制が 海外における危機管理(FCM)とは 最大の関心事は原発事故 なぜ太平洋軍司令官なのか 原発事故発生2日後までに専門家来日 線量計を座間で配布・全データを米本国に保管 世界でたった36人しかいないAFRAT 派手な海兵隊CBIRF その陰に陸軍研究所と海兵CBRNユニット 展開型統合指揮管制システム(DJC2)の初めての配備 放射能・核データの収集が重要課題 残されたものは 3 消えない放射能不安 体内被曝線量測定スクリーニングを促す基地内掲示 帰らない兵員・家族 原子炉を運用する海軍 発動された「トモダチ記録計画」 4 「トモダチ作戦」の最大部隊、海軍海兵隊はどう行動したのか 戦地の状況把握―線量計でのデータ収集 大ジョッキの茶色い溶液を飲む 海軍海兵隊の専門将校―放射線衛生将校RHO ハワイに放射線衛生専門部隊の中枢がつくられる 米横須賀海軍病院が日本現地の核に 線量計(ドジメーター)がそろわなかった海軍 秋田沖エッセクスに21名の専門要員が乗船 1万3000個の線量計 その行方は? 東日本各地で放射線量モニタリングを行った米軍 5 低線量下での長期被曝をデータ化したい 毎日、各地の放射線量を聞いて生活する ホットゾーン・ウォームゾーン 低レベル線量下での長期被曝 核戦争は想定していたが 経験したことのない事態―広がる不安 事態発生後15分以内に 変貌する衛生部隊 米軍の「衛生活動」 座間に在日米軍の中央放射能試験施設が設置される キャンプ座間に高性能放射線探知機 いまわれわれは、ここで新しいことをしている―核戦争から民間原発へ 6 オモテの人道支援、ウラの放射線被曝データ収集 計画的に線量計を携行して南下する海兵隊 線量計を携行した米軍と携行しない自衛隊 「トモダチ作戦」で何が変わったのか 第二部 「トモダチ作戦」の「分析」とは 7 核爆発対応マニュアルから クロスロード作戦と戦艦長門 その後のビキニ環礁 グランド・ゼロ(爆心地)に突撃 国防脅威削減局(DTRA)とはどういう組織か 核爆発対応マニュアル 立入禁止区域=ホット・ゾーンの設定 人への影響―元になっているのは広島・長崎のデータ 24時間以内の放射性降下物(フォールアウト) 欠かせない気象情報 早期医療ケアシステムの構想 一貫する実験とデータ収集、独占 8 核戦争を準備している国の危機管理(CM)演習 米エネルギー省(DOE)国家核安全保障局(NNSA) 演習の流れ この演習と福島との関連性 航空機放射線学測定システム(AMS) 実際に人が現地に行き放射線量を測定すること 24時間で危機管理(CM)オペレーションを立ち上げる 横田「トモダチ タイムス」は2011年4月14日付が最終号 9 やはり福島にも行っていた米軍チーム 空白だった海兵隊を中心とする核・放射線部隊展開の事実 このデータの使用は第一に分析、第二に分析、そして非応答の分析だ やはり福島にも行っていた 米軍放射線量計(ドジメーター)のデータ 10 定点観測点が神奈川にもあった 計算されたモニタリングとサンプリング地点 大島と石巻のちがい GPSを最大限に生かして 北緯N=35度27分29.18秒 東経E=139度26分43.85秒 定点観測点が神奈川にもあった 11 1年たって、実は、実は 放射線量計を付け投入された兵士たち―トモダチ記録計画 ウォームゾーンに展開したアトミックソルジャー 個人の被曝を証明しない軍・政府 学校から支援の要請はしていない 1年たって、実は、実は…… 北-宮城と南-関東のちがい 風上から、風下から 原子炉のメルトダウンが続いていたら そして「分析」は進む 12 被曝データ独占大国アメリカ・被曝大国日本 核戦争を戦い抜くには被曝を知らなければならない 長崎のヒバクシャ訴訟(松谷訴訟) DS86からDS02、そして…… 記録をとり続ける米国/被曝データ独占大国―もはや一国では対処できない 被曝大国日本 日本が世界に向かって発信すべきことは 第三部 5年後の福島第一原発と「トモダチ作戦」のその後 13 トモダチ作戦記録計画OTRと空母レーガン乗組員被曝訴訟 2012年空母レーガンの乗組員らが集団訴訟 2012~2015年に報告書が出される 空母レーガン乗組員被曝集団訴訟に対応して 空母レーガンから福島第一原発が見えた―乗組員証言 13日夕方から14日未明まで空母レーガン飛行甲板で放射能を検知 空母レーガン乗組員の線量計での被曝線量計測 空母レーガンと他の海域にいた艦船との内部被曝線量のちがい 空母ジョージ・ワシントンはなぜ「トモダチ作戦」に参加しなかったのか 米軍が明らかにした日本各地の放射線被曝線量 なぜキャンプ座間のデータは一切ないのか 米軍の線量計では低線量が計測できない 氷山の水面下を知ることこそ福島の本質 冷静な米軍の行動とデータ収集 それでも個人の被曝線量は公表しない 長期的な観察が必要――結果は30年後に 14 米国の国家利益と日本 誰のための原子力か エネルギー・食料を外国に依存、そして防災まで 今後も続く被曝データ計算値の分析とモニタリング精度の向上、 そして危機管理(CM)初動態勢の検証 それは米国の国家利益、核戦略とエネルギー政策と結びつく 若い世代の米国支持者を長い目でつくりだす 学ぶ点も多い機動性と即応力、そして専門家集団の確保と養成 科学は国民のもの ―科学の軍による囲い込みか、情報公開とフィードバックによる発展か 資料:「トモダチ作戦」に関連するドキュメント・カレンダー |