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本の特送便 梅書房 > こんな樹木葬で眠りたい 自分も家族も幸せになれるお墓を求めて
9784845115501 こんな樹木葬で眠りたい 自分も家族も幸せになれるお墓を求めて 新製品
こんな樹木葬で眠りたい 自分も家族も幸せになれるお墓を求めて
¥1,620   在庫有り
上田裕文/著

旬報社
2018年8月
生活/冠婚葬祭/葬儀


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【内容】

ちょっと待った、日本の樹木葬!

お墓選びが多様化する中、注目を集めている樹木葬。
けれど、日本ではその定義さえもあやふやで、社会のニーズに応えきれていないのが実情です。
自然豊かなこの国で、私たちはどんな樹木葬墓地を目指していくべきなのでしょうか。
各地の事例を挙げながら、樹木葬先進地ドイツで長年研究を続けてきた著者が、日本の現状と歩むべき道について提言します。
お墓の購入を検討している人、霊園関係者や林業関係者、また、自然環境の保護に携わる人にぜひ読んでほしい一冊です。


 
【目次】

はじめに 森がお墓になる

第1章 多様化する日本の樹木葬墓地
 散骨と樹木葬との違い知勝院│里山がお墓になった日本で最初の樹木葬墓地
 都市郊外にできた樹木葬墓地
 女性たちのニーズに応えた「桜葬」
 公営墓地での樹木葬のスタート│横浜市メモリアルグリーン
 都心で人気が高まる都市型樹木葬墓地│東京都小平霊園
 最近の都市型樹木葬墓地│札幌の都市型樹木葬、ばらと霊園と真駒内滝野霊園
 全国への爆発的な普及と多様化する樹木葬のかたち
 樹木葬墓地の四タイプ
 社会的な関心事としての墓地問題
 家族構造の変化とお墓の変化
 自然葬としての樹木葬が人気のわけ
 墓地を通して見えてくる社会
 墓じまいブームの背景│油断しているとお墓がなくなる
 無縁塔と似て非なる共同墓
 地方でも広がる都市型樹木葬│北斗霊園と釧路陵墓公苑
 高まる公営墓地の人気とその現状
 無縁墳墓の増加とその対策として検討される合葬式共同墓
 終活コミュニティー・墓友
 森林利用型│やはり持続的な森林管理は難しい
 環境保護団体による自然再生を目的とした樹木葬墓地│森の墓苑


第2章 海外の樹木葬墓地
 ドイツ再訪
 ドイツで最初の樹木葬墓地の誕生
 森そのものをお墓にしたドイツの樹木葬墓地
 ドイツの樹木葬墓地での葬儀
 埋葬箇所の上を歩くのは嫌?
 銀行家が始めた樹木葬運営会社フリードヴァルト
 ドイツで統一的な樹木葬墓地のかたち
 キリスト教との和解により既存の葬送文化と融合
 ドイツの宗教観と自然観
 ドイツの葬送文化の変化
 樹木葬墓地が既存の墓地に与えた影響
 共同墓の普及
 なぜドイツでは森を使う樹木葬墓地が実現したか
 ドイツ全土に広がる樹木葬墓地
 樹木葬運営の競合他社ルーエフォルストの出現
 名物森林官の反乱│林業家のものになった樹木葬
 地域のシンボル・観光地としての樹木葬墓地
 「最も美しい埋葬林」アワードの設立
 森林の多面的機能と樹木葬
 直営樹木葬墓地の増加
 温泉保養地のおしゃれな公営樹木葬墓地│テッラ・レウィス
 旧東ドイツで遅れた樹木葬
 民有林で樹木葬ができるからくり│貴族の森
 王子様が管理する樹木葬墓地│フリーデヴァルト・コスヴィッヒ
 百年前からあった森のお墓
 世界遺産の森林墓地│ストックホルムのスクーグスシュルコゴーデン
 森林官が暴露する樹木葬墓地の課題
 進化する樹木葬墓地の森林管理ノウハウ
 ノウハウ蓄積に伴い進化する運営


第3章 日本の樹木葬墓地の課題とこれから
 定義や理想的な姿が見えない日本の樹木葬
 樹木葬をめぐるさまざまなトラブル
 自然管理の難しさ
 自然に対する理解が欠かせない
 「理想の森」をつくるにはどうすればよいか
 百年後も変わらない森林文化とは│鎮守の杜の可能性
 理想の森づくりを実現する担い手
 墓地空間としての樹木葬の課題
 埋葬義務と遺骨の扱いについての課題
 樹木葬墓地の二極化
 墓地の「二〇二五年問題」
 環境遺産としてのお墓
 多様な人が共存できる墓地空間
 都市への人口流出と墓地の都市集中という課題
 日本は国土の七割を占める森林が活用できていない
 ふるさととしてのお墓
 歴史と共存するまちのあり方の見直し
 死のセーフティーネット
 樹木葬墓地でまちおこし
 日本の樹木葬のこれから