9784874986035 沖縄 憲法の及ばぬ島で 記者たちは何をどう伝えたか | ||
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【内容】 朝日新聞連載「新聞と9条―沖縄から」の単行本化!沖縄と「ヤマト」の隔たりは、なぜ今も消えることはないのか。振り返れば、日米両政府と沖縄の関係は詭弁と失望の連続だった。これまでに明らかになった数々の事実を、新聞報道の現場から証言する。 |
【目次】 はじめに 第一章 憲法の及ばぬ地 *憲法記念日の制定 *「復帰」へのうねり *「記念日」の表情 *遠くの戦火 *首相の訪問 *改変された草稿 *「沖縄防衛」すべきか *統治の理由 *論調の隔たり *沖縄違憲訴訟 *「基地の島」の被爆者 *教育権返還 *「日本の問題」 第二章 ベトナム戦争の影 *未明の大音響 *取材の不自由 *「核」を追って *水爆パトロール *記者、ベトナムへ *「沖縄の解放を」 *基地の中で…… *基地内の反戦活動 *告発された心理作戦 第三章 沖縄と「ヤマト」の乖離 *「リベラル」の苦悶 *「返還は受け入れられない」 *9条との乖離 *「核抜き」発言 *「非核三原則」表明 *基地を麻痺させる *北緯27度線にて *連載「沖縄報告」 *「沖縄も一地方」 *反復帰論 *総理の密使 *機密文書の存在 *「核抜き」の意味 *沖縄では…… 第四章 「復帰」への道のり *化学兵器の真相 *コザの夜 *「憲法番外地」で *アメリカとの溝 *防毒マスクの選択 *ウチナーンチュとして *復帰の日 *そして何処へ…… *基地の維持が前提 *「復帰」を受け入れた世論 第五章 見えざる障壁 *移駐する自衛隊 *高まる反対運動 *県道104号線 *人が基地を囲む *安保堅持、自衛隊合憲 *日米外交を担う *「基地との共生、共存」 第六章 憲法からの「疎外」 *少女暴行事件 *地位協定の見直しは *代理署名拒否 *戦火の記憶 *普天間返還合意 *移設「候補地」では *辺野古の海 *沖縄バッシング *「逆格差論」の未来図 *海兵隊駐留を問う *元外相の思い *そして辺野古 *憲法と安保 ・沖縄戦後史略年表 ・人名索引 あとがき |
【おすすめ】 過重な基地負担、何度も示された民意、公平・公正な手続きをとらない政府。この過酷な沖縄の現実に苦悩を重ねつつ、1960年代から今日まで、時代を駆け抜けた人々の動きを新聞報道の現場から綴る証言記録。貴重な証言写真など42点収録! 2015年10月から2016年2月にかけて、朝日新聞紙上で連載された「新聞と9条―沖縄から」を基にして、新たな取材とともに大幅に加筆・再構成して刊行。 戦後日本の「憲法」の意味を沖縄の人々の視座から見据え、日本にとって「沖縄とは何なのだろうか」と考える格好の一冊です。 |