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本の特送便 梅書房 > 国のために死ぬのはすばらしい? イスラエルからきたユダヤ人家具作家の平和論
9784874986073 国のために死ぬのはすばらしい? イスラエルからきたユダヤ人家具作家の平和論
国のために死ぬのはすばらしい? イスラエルからきたユダヤ人家具作家の平和論
¥1,620   在庫有り
ダニー・ネフセタイ/著
出版社名 高文研
出版年月 2016年12月
頁数・縦 212P 19cm

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【内容】

なぜイスラエルは戦争という手段を捨てられないのか。なぜ日本は脱原発を選択できないのか。元イスラエル空軍兵士だった若者が来日して約40年、祖国と日本の平和な未来を築くための思索と活動の記録。

【目次】

はじめに

Ⅰ部 イスラエル出身の私が日本で家具作家になった理由

1 移民国家イスラエル
2 「国のために死ぬのはすばらしい」──軍事国家イスラエルを支える愛国心教育
3 家族を覆う「戦争の影」
4 小学校の授業で書き換えられた地図
5 サバイバル訓練
6 入隊一年前に起きた第四次中東戦争
7 軍隊見学
8 戦闘機のパイロットになれなくて良かった……
9 「退役旅」で日本へ
10 魔法の言葉「パンの耳」
11 アジア放浪
12 奇跡の〝出会い〟




Ⅱ 私はなぜ脱原発と平和を訴えるのか

1 「ものづくりの人」の使命
2 権威を疑うことが大切である
3 「正しい戦争」から目が覚めた!──二〇〇八年末のイスラエル軍によるガザ攻撃
4 私にとっての「3・11」
5 「3・11」で再び点灯した「五九メートル」の赤ランプ
6 「原発とめよう秩父人」を立ち上げる
7 「ちゃぶ台ナショナリズム」とのたたかい
8 戦闘機と戦車と無人機──本当にこの道しかないのだろうか?
9 戦争という手段を絶対に放棄しないイスラエル人
10 差別意識はどこから生まれるのか
11 国是(?)となった「世界の誰一人として私たちを批判する権利はない」
12 「ユダヤ人は頭が良い」は本当か?
13 読まれなかった同窓会へのメッセージ
14 「帰還不能点」に気づこう

■おわりに

【おすすめ】

イスラエルの元空軍兵士だった著者が、退役後、バックパッカーとなってアジア諸国を放浪の旅に出た。以来40年近くを日本で暮らしている。

家具作家の著者は、「世の中を良くすることも物づくりをする人間の使命である」という信条をもち、戦乱の絶えない祖国イスラエルを批判、「3.11」後の日本で脱原発の道を進むことを願い、活動をつづけている。

本書は2部構成で、第1部は「イスラエル出身の私が日本で家具作家になった理由」として、著者の生い立ち、イスラエルの愛国心教育、軍隊経験を中心に、日本に根を下ろすまでを描いた。

第2部は「私はなぜ脱原発と平和を訴えるのか」として、本業の家具製作のかたわら、平和運動・脱原発の活動を通して仲間と出会い、イスラエルと日本のより良い未来のための提言をまとめた。