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本の特送便 梅書房 > 責任について 日本を問う20年の対話
9784874986578 責任について 日本を問う20年の対話
責任について 日本を問う20年の対話
¥2,420   在庫有り
徐京植/著
高橋哲哉/著

高文研
2018年9月
人文/哲学・思想


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【内容】

この国の地金がむき出しになった。民主主義はメッキに過ぎなかったのか。戦後責任を問い植民地主義を批判し続けてきた哲学者と作家による20年の対話。


【目次】

Ⅰ 戦後民主主義という「メッキ」

応答責任から逃避した日本の二〇年
加藤典洋氏との論争(一九九五年)
ナショナリズムと日本リベラル派
国旗国歌法(一九九九年)
女性国際戦犯法廷/NHK番組改ざん事件(二〇〇〇~〇一年)
教育基本法改正(二〇〇六年)
靖国問題──感情の錬金術



Ⅱ 日本の「地金」
昭和天皇の死(一九八九年)
「言葉のあや」発言(一九七五年)
「言論弾圧」と「空虚な主体」
小泉訪朝/日朝平壌宣言/日本人拉致問題(二〇〇二年)
『前夜』創刊(二〇〇四年)
朴裕河『和解のために』批判
「共感的不安定」のレトリック
ジャック・デリダの「赦し」について
リベラル派の頽落
「権力的沈黙」ということ
『帝国の慰安婦』と日本リベラル派知識人
モラルの問題
ポストコロニアル研究を問う



Ⅲ「犠牲のシステム」と植民地主義
この国の「犠牲のシステム」とは
「フクシマ」と「福島」
人がもつ「善性」とは何か
なぜ米軍基地引き取り論を語るのか
「悪魔の島」は本土である
基地引き取り論は「過剰な倫理主義」か
核を否定できない二重基準の国



Ⅳ「普遍主義」の暴力
日本的普遍主義とは何か
中心部日本国民の「軛」
象徴天皇制という地金
虚構の平和主義



「日毒」の消去という課題──高橋哲哉
日本型全体主義の完成──徐 京植



【おすすめ】

戦後73年、明治維新150年。
この国は白昼公然とヘイトスピーチが飛び交い、嫌韓・嫌中、さらには沖縄まで刃が向けられる排外主義が蔓延する社会が出現した。
戦後民主主義という「メッキ」が剥がれ、この国の〝地金〟がむき出しになった。

戦後責任を問い植民地主義を批判し続けてきた哲学者と、この国の植民地主義に対峙して来た作家が、日本マジョリティの「責任」について語り合う。