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本の特送便 梅書房 > 橋の下のゴールド スラムに生きるということ
9784874986745 橋の下のゴールド スラムに生きるということ
橋の下のゴールド スラムに生きるということ
¥1,512   在庫有り
マリリン・グティエレス/著
泉康夫/訳

高文研
2019年3月
教養/ノンフィクション


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【内容】

メルセディータとその家族のライフストーリーは、著者が知るキリノ大通り橋やマニラ諸地域の多くの家族に共通する典型的なものです。貧困から抜け出すための、あるいは貧困と折り合いをつけるための不屈の、終わりのない挑戦に心を動かされ、著者は何年にもわたってメルセディータの家族とともに過ごす中、その交流の詳細全てを記録しようとしました。路上図書館や毎月のフォーラムなど、NGOのボランティアが地域で主催した活動を通じて築かれた人間関係がベースになっています。この作品のスタンスは、極貧の人々は解決されるべき社会問題などではなく、貧困との闘いにおいて先頭に立つ、極めて重要なパートナーであるということです。


【目次】

プロローグ
卒業証書

恩赦
足の片っぽう
ジャンパー
再定住
バヤニハン(助け合いの精神)
私の隣人
渡したいの弟
信号
センター
友情のブレスレット
安定した仕事
遠足
手紙
変化
エピローグ


【おすすめ】

フィリピンの貧困と格差問題は、依然として深刻を極めています。臓器移植が一部合法のため、頻繁に闇ビジネスが横行しています。その犠牲者の多くがスラムで暮らす子どもです。
本書は一人の女性がスラムに日々足を運び、路上図書館を開き読み書きを教え、生きる尊厳を人々に伝え続けた心揺さぶられる記録です。

タイトルの「ゴールド」とは極限的な貧困からいつか抜けだそうと必死に生きる人々の人間としての尊厳に重ねたものです。

フィリピンの貧困問題に長年尽力した一人のボランティアが社会に一石を投じた感動のルポルタージュ!