本の特送便 梅書房 > > 子どもの涙 ある在日朝鮮人の読書遍歴
9784874986806 子どもの涙 ある在日朝鮮人の読書遍歴 | ||
¥2,160 | ||
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【内容】 作家・徐京植の原点 子どもの頃に否応なく刻印されてしまった何ものかを背負ったまま、人は多くの苦しみとわずかな喜びとに彩られた長い人生の時間を堪え忍ぶ(「あとがき」より) 1960年代の京都。中学英語の授業でどうしても 「I am a Japanese」と唱和できなかった在日朝鮮人少年が、その後の人生を支える本との出会いを綴る名随筆。 柏書房から刊行されて四半世紀、在日朝鮮人の心はかつて以上に痛み続けている。政治的な危機の根底に、一層深刻な知的・文化的な危機に著者の復刻への強い想いが載せられた作品です。 |
【目次】 ムリーリョの少年 まえがきにかえて 思春期の戸口にて 『寺田寅彦集』 子どもの涙(一) エリザベス・ルウィズ『揚子江の少年』 子どもの涙(二) 二コライ・バイコフ『偉大なる王』 子どもの涙(三) エーリッヒ・ケストナー『飛ぶ教室』 豆を煮るに 吉川英治『三国志』 いやな奴 太宰治『思ひ出』 男について 『現代詩人全集』ほか 読めなかった本 トーマス・マン『魔の山』 希望とは 魯迅『故郷』 廃滅せんとする言葉(一) 許南麒『朝鮮冬物語』 廃滅せんとする言葉(二) 金素雲編訳『朝鮮詩集』 橋をわがものにする思想 フランツ・ファノン『地に呪われたる者』 |