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本の特送便 梅書房 > 日本人はなぜ「お上」に弱いのか 福澤諭吉と丸山眞男が紡いだ近代日本
9784874986943 日本人はなぜ「お上」に弱いのか 福澤諭吉と丸山眞男が紡いだ近代日本 新製品
日本人はなぜ「お上」に弱いのか 福澤諭吉と丸山眞男が紡いだ近代日本
¥2,376   在庫有り
安川寿之輔/著

高文研
2019年7月
教養/歴史/社会問題/思想/哲学


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【内容】

「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らずと云へり」
「一身独立して一国独立する」などの名言が知られた福澤諭吉は、「民主主義者」「平等主義者」として広く認知されています。しかし実際の福沢は、欧米列強と互角に渡り合える帝国主義国家への道のりを追求して、まず近隣諸国を侵略、収奪することのできる「強兵富国」を目指しました。

国内では愚民支配の最大の武器となる天皇制を活用し、天皇のために生命と財産を投げ出すことを国民に要求しました。
その福沢諭吉を「市民的自由主義」者として再評価し、戦後民主主義の理論的支柱にすえたのが丸山眞男でした。

福沢諭吉と丸山眞男、この二人の思想的結託を切り口にすれば、日本人の「お上」に弱い精神風土が見えてくるのではないかというのが本書のテーマです。


【目次】

第1章 丸山眞男が戦後民主主義の虚妄をつくり出した?
  1 福沢諭吉を戦後民主主義の支柱に据えた丸山眞男
  ◆福沢三大名言を「天啓」ととらえた丸山眞男
  ◆丸山の解釈①「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らずと云へり。」
  ◆丸山の解釈②「一身独立して一国独立する」
  ◆丸山の解釈③「独立自尊」
  2 丸山眞男と戦争責任・植民地支配責任問題
  3 日本人は戦争責任と向き合えるのか──ある教育学者の認罪
  4 「良心的兵役拒否者」が極端に少ない日本人

第2章 戦争責任=戦後責任論と「日の丸・君が代」強制問題
  1 戦争責任の四位相
  2 同調圧力装置「日の丸・君が代」

第3章 日本人の帝国「臣民」化を生涯かけて追求した福沢諭吉
  1 福沢諭吉最大の発見! 愚民支配の道具としての天皇制
  2 『学問のすすめ』と『文明論之概略』を正しく読む
  3 福沢はどこで「人権」から「国権」へと軸足を移したのか
  4 日本人に帝国「臣民」意識を植え付ける


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