本の特送便 梅書房 > > 「子どもの貧困」解決への道 実践と政策からのアプローチ
9784880376592 「子どもの貧困」解決への道 実践と政策からのアプローチ | ||
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【内容】 6人に1人の子どもが貧困状態に置かれている。この状況を、行政、教育、労働の観点から分析し、こども食堂、フードバンク、学習支援等の実践活動の課題を指摘。併せて、政府の「子どもの貧困対策法」に批判的対案を示し、自治体の「子どもの貧困対策条例」のモデル案を提出する。「ふやすな! 子どもの貧困」に向けての総合的なアプローチ。 |
【目次】 ●Ⅰ 子どもの貧困の現状と打開策 ● ◆1章 子どもたちを見捨てない社会を求めて 1 「子どもの貧困」問題への社会的注目と第二次ブーム 2 貧困ライン低下のなかの「子どもの貧困」の広がり 3 子どもの貧困を生み出す社会構造 4 子どもの貧困対策を考える視点 5 積極的財政投入こそ課題 6 子どもの貧困対策の課題 7 子どもの貧困解決への政策の検討 ◆2章 問われるべき乳幼児の貧困 1 子どもの貧困対策は人生の出発点から 2 乳幼児期の貧困問題 3 乳幼児における子どもの貧困対策の意義 4 「乳幼児の貧困」問題に気づくために 5 乳幼児の貧困対策のプラットフォームとしての保育所 6 子どもの貧困問題の解決のために 7 人生はじめの貧困問題への政策提案 ◆3章 労働問題の視点から子どもの貧困を捉える 1 人間らしく働くことと非人間的労働の分岐点 2 子どもの貧困とは何か 3 子どもの貧困の構造と再生産 4 現代の労働問題の解決抜きに子どもの貧困の改善はありえない 5 子どもの貧困の解決のために ◆4章 「子どもの貧困対策法」批判、「子どもの貧困対策条例」の提案 1 貧困バッシングが意味するもの 2 子どもの貧困対策法の成立と問題点 3 子どもの貧困対策法の逐条検討 4 子どもの貧困対策の課題 5 子どもの貧困対策大綱の基本的欠陥 6 子どもの貧困対策条例の骨格の提案 ●Ⅱ 状況を変えるための実践と課題 ● ◆1章 食生活の貧困とこども食堂 1 食べられない子どもの存在 2 子どもの貧困と食生活の権利 3 学校給食の実施状況 4 全国に広がるこども食堂・フードバンク 5 地域の子どもの貧困対策としてのこども食堂の意義 ◆2章 学習支援塾(無料学習塾)と学びの権利保障 1 学習権の保障なくして、人間的発達なし 2 学習支援塾の広がりの背景としての「子どもの貧困」 3 国・文部科学省の子どもの貧困対策 4 貧困な教育政策の改善を 5 学習支援塾の現状と課題 6 学習支援塾の質量ともに推進するための課題 ◆3章 児童養護施設の子どもの大学進学 1 大学進学の状況 2 児童養護施設から見える日本の家族の現状 3 児童養護施設児童の高校等進学率の推移 4 児童養護施設児童の大学等進学率の推移 5 大学進学の意味と社会的養護の課題 ◆4章 子どもの貧困と性教育の可能性 1 本気度が問われている 2 子どもの貧困の定義 3 子どもの貧困と人格形成 4 子どもの貧困に抗う性教育の可能性 5 国際セクシュアリティ教育ガイダンスを活かして 6 研究を社会運動につなげて ◆5章 沖縄のいまと子どもの貧困へのとりくみ 1 翁長県知事の「子どもの貧困」への想い 2 沖縄の子どもの貧困の現状─「沖縄子ども調査」を通して 3 沖縄における(子どもの)貧困の歴史性 4 「沖縄県子どもの貧困対策計画」から学ぶべきこと 5 オール沖縄のふくし運動のテコに |