本の特送便 梅書房 > > みな、やっとの思いで坂をのぼる 水俣病患者相談のいま
9784907239282 みな、やっとの思いで坂をのぼる 水俣病患者相談のいま | ||
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【内容】 不知火海を見下ろす丘の上に水俣病センター相思社はある。 2004年の水俣病関西訴訟の勝訴にともない、「自分も水俣病ではないか」との不安を抱える数千の人たちが、いまも患者相談に訪れる。 著者は、相思社での患者相談などを担当する日常のなかで、自分の生まれ故郷でいまもタブーとされる水俣病事件の当事者たちと接するようになり、機関紙で「水俣病のいま」を伝えるための連載「患者相談雑感」を開始した。 本書は、本連載をもとに大幅に加筆して一冊にまとめた記録だ。 「やっと思いで語り出した人びとの声」がここにある。 |
【目次】 第1章 「私も水俣病だと、娘には言わないでください」 第2章 なぜ患者相談か 第3章 差別してきた人たちもまた患者となる 第4章 悶え加勢する 第5章 「息子に蹴られた背中が痛くて」 第6章 “私”が当事者だ 「あとがき」にかえて 問われて語り始めるとき 附章 水俣病センター相思社の紹介 |